2015年12月26日土曜日

Morrissey TTY Statement / Morrissey y Malvinas (2015.12.15)



True To Youに掲載されたモリッシーのステートメントです。十八番のサッチャー批判です。

掲載日:20151215 
URLhttp://true-to-you.net/morrissey_news_151215_03 

以下、筆者による翻訳。

 モリッシー・イ・マルビナス


この世には間違った人間が数多く存在する。そして政治の希望は、その中の一人によって滅ぼされた。過重なエゴを持つ凶悪犯、別名マーガレット・サッチャーによって。
残虐であることを恥もせず、凶悪犯サッチャーはアルゼンチンの少年たちを殺害した。そして全世界に向けて親指をつき立てた。責任感なき残虐行為に妥当性などない。彼女にとっては、知性なんてどうでもいいようだ。
安全な場所に身を隠した凶悪犯サッチャーは、英国のほぼ全都市を炎に包んだ。しかしそれだけでは飽き足らなかった。彼女の命により、パイロットたちは戦闘服に身を包んだ。そして「目に物見せてやる」と意気込み、英国軍に何ら脅威を与えていなかったヘネラル・べルグラノを吹き飛ばした。何人もの若者が早過ぎる死を迎えた。
英国民は頭を抱えた。自分たちはどんな過ちを犯してしまったのか。なぜマーガレット・サッチャーなどというものを、世に放ってしまったのか。サッチャーを未だに支持するのは、戦争で足を失った兵士だけだ。彼らは、自らが歩んだ人生の真実から目を背けている。結局のところ彼らの手足は、彼女のエゴに火をくべる燃料でしかなかった。
マルビナス諸島はアルゼンチンのものだ。ナイツブリッジの3マイル西にあるわけではない。疑いようも無く、この国の暖かい風に吹かれている。
英国とアルゼンチン、どちらの民が死んでも、破壊者サッチャーには関係ない。彼女の功績を確かにしたのは、結局のところ、恐怖だけだった。英国の土壌にサッチャーの銅像が立つことはない。そんなものは、毒に侵されたテロ行為の象徴にしかならない。像が立った瞬間、英国民は全力でなぎ倒すだろう。
世界平和など、誰も知ったことではないのか?

2015年12月19日土曜日

Morrissey TTY Statement / Plea to Peru (2015.12.15)



True To Youに掲載されたモリッシーの最新ステートメントです。ペルーにおける闘牛を非難しています。

掲載日:20151215

以下、筆者による翻訳。

ペルーへの訴え


いくつもの分野で良い方向に世界が進歩する中、ペルーでは牛に対する拷問が続いている。「闘い」の要素など無いのに、「闘牛」と呼ばれている。何ら防御策を持たない牛を前に、「闘牛士」の大群は無様に大騒ぎする。彼らは武器を持ち、場外からの支援を受け、気取った態度で優越感に浸っている。
牛に対する情け容赦などない。悪魔のようなこの「闘牛」は、ペルーの伝統行事である。かつての黒人奴隷と同じだ。金を生み出すことだけを目的にした、愚かな皇族の古い慣習だ。これまでにどれほどの血が流され、死がもたらされているのだろうか。
痛ましい見世物の後、哀れな動物は首から腹部まで切り裂かれ、中身をもぎ取られる。古代から続く行事がペルーの品格を傷つけ、その社会が本来持っているはずの知性や文明が墜落していく。
心を持つ者として、この残虐行為の廃止を求める。動物のための社会的正義をペドロ・カテリアーノに求める。
世界は前進している。ペルーも前進しなくてはいけない。生命の結末が残虐である必要はない。スペイン語が話せないからといって、牛には何も権利がないのか?
戦いたいなら、闘牛士がお互いに戦えばいい、死ぬまで。

以下の写真(上記URLご参考)はペルーの牛拷問者アンドレス・ロカ・レイの無様な姿を映している。あぁ、アンドレス、自分自身を見てみるといい。これこそが、君の人生が探し求めていたことなのか?これこそが、君の心と魂が値するものなのか?

モリッシー
20151213
ブエノスアイレス